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田中琴葉や喜多見柚が好き

ミリシタの話とか

ミリシタが配信されてからはや2ヶ月たち、「配信されましたね」というような文章は似合わなくなってきました。実際に稼働してからの評価も出そろってきて、そのへんで思ったことを発散させておきたいというのが今回の記事です。

 

ミリシタの詳細が明らかになりつつあった頃、私の中で大きな懸念だったのがデレステとの類似性でした。半分本気で「格ゲーにしといた方がよかったんじゃ…」と思ったくらいです。ところがリリース後プレイしてみて、両者はゲームの根幹のコンセプトが違うんだなと思うようになりました。デレステシンデレラガールズで、ミリシタはミリオンライブでした。個人の考えでまとめると、デレには高いエンターテイメント性があり、ミリからは寄り添うような姿勢が感じられます。ミリシタがガシャ予告をするのとか、そういう細部からも両者の違いがうかがえました(いや、そこはそうでもないかもしれない…)。

そう考えると、その「哲学」をどういうシステムに乗せるかということを考えたとき、ある程度方向性が決まるのもやむを得ない、むしろ当然なのだという感じがしてきます(デレステのシステムにも先達がいたはずです)。最近はミリシタからデレステへの輸入と思われる事例も出てきましたが、それらはシンプルに、ユーザーがより楽しめるようにするという観点からなされているのでしょう。さすがにSSR確率アップは笑ったけれど。

 

さて、そのミリシタに対する反応は賛も否もいろいろ出ていますが、中でも「運営が鈍い」というのをよく耳にします。これはシステムがデレステに似ている以上宿命のようなものという気がします。システムが似てるから当然比較されるし、かといってあっちはもうめちゃくちゃに巨大なので後れを取るのは避けられないし、それでもそこはユーザーへの言い訳にはならないわけですよね。システムに限って議論すれば、初見でパッと2つアプリを見せられて片方の方が運営が機敏だったらそっちの方に人は流れるし、それは売上とか実績にも繋がってくるという…。

こうした状況ですから、ミリシタへの評価は「賛」一辺倒とはなりえないでしょう。では逆に褒める声はどこからといえば、主に「哲学」に関するところから来ていると思います。ガミPは「触れ合いを重視する」ということを一貫して表明してきましたが、そのはゲームを通して貫徹されているように感じます。

ミリシタへの評価を考えるとき、この両者を分けて考えるのは大事だと思います。システム面においてはデレステとの比較は避けられず、規模の違いが目に付く。哲学の方は差別化できているので純粋に評価できて、そこはまあ(各人好みがある中でその人に考えが合えば)そんなに悪くない。そしてシステムと哲学のどちらを重視するかは本当に人それぞれなんだと感じます(どっちがいいとかは多分ない)。私はミリオンの哲学が好きな人なので、こうして擁護記事のようなものを書いているわけですが。このままだと極論「とにかくミリオンライブが好きな人」しか残らないかもしれんが大丈夫か、というのは運営に聞いてみないと分からないですね…。

 

このあと、いわゆる「ミリオン界隈」として評されるものも同じような構造があるんじゃないかみたいなことも思ったのですが、あんまりうまくいかなかったのでそこには突っ込まないでおきます。(最近過度な一般化はよくないと抑えるようにしている)

 

結局当たり前のことを言っただけのような気もしますが、自分の中でも見通しをよくするために書きました。要は何を重視して見るか、何を楽しんでいるかによって評価は変わるよねってことです。私としてはミリシタ概ね満足なので、今後ともミリオンライブが楽しめればいいなあと思っています。曲が増えなくても昴が野球するようになればいいじゃないか(よくない)。